映画マッチング複数回みたよ

っていうことで、3回くらい観たかな?って時点での追加の感想です

初見の感想と同様、ネタバレしかないのでまだ映画を観てない人は読まないでください

パンフレットの内容についても触れています

そしてまたもや熱量だけで書いたので文はめちゃくちゃ!箇条書きみたいな感じでいきます、よろしくお願いしまーす

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・初見のときに気になっていた、冒頭のスマホを触る手は吐夢だよね?!問題
やはり、吐夢(というか佐久間くん)の手だよね〜と確信しながらにやにやした
地味に佐久間くんのあの深爪好き!

・クラゲの模様(胃です)がクローバーだね、っていうのこれ確かどなたかの感想でみたはずなんだけど誰かがわからなくなりましたごめんなさい
で、タイトルでたときそこを利用してクラゲに緑色を重ねてるの地味にお洒落やな〜!ていう!

・恋愛が苦手なんだろ?無理しなくていいよ、のお父さん優しくて好き
好きになった相手にうまくいけないみたいなそんなとこまでこどもの特性を把握してるところも好き
親とそんな話することなかったから絶対わたしの親はなにも知らないし知らなくていいけど、そういう理解があるのはいい環境なんかも〜とか思った
まぁ、輪花のお父さんは不倫拗らせて大変な目に遭ってるからあれなんですけど

・初見のときから「初めてマッチングした相手がこんなやばいやつだったなんて笑っちゃいますよね」的なこと言って笑う輪花ちゃん、地味に恐くて。ちょっと壊れてる人なんかな、とか思ってました。というか、マッチングアプリのマッチングってそんな運命的なものでもないなぁと思ってる側としては、そんな『初めてマッチングした相手!きらきら!!!』みたいな感情ないからそんな重く受け止めんでも・・・となるけど、運命信じたい勢だとしたら可愛いかも。初めてマッチングアプリ使うならそういう思考にもなるんかな?

・家族のことをどこまで知っていますか?とか、わたしは家族のことすべて知っていると思ってた、とか
家族のこと全て知ってるとも、知りたいとも思ってない(犯罪とか人に迷惑かけた系のことは流石に把握しておきたいけど)のでここらへんまったくわかんなくて白けてた
いや、別によくない???知らんとだめ???わたしだって全部晒してないよ???っていう
ほんと何回みてもわかんない

・過去を恨まない、というのはてっきり輪の自身の過去のことだけを指してるのかと思ったけどこれはそもそもの始まりとして不倫をした父というところも含んでいるんだなぁと、ふっと分かった
いや、むしろなんで勝手に輪花のことだけだと思ってたん?!てなる人いるかもだけどわたしはまじでそっちで解釈してて、いや輪花になにも変えようないやん???という感想を述べていた(初見の感想を参照してください)ので...そっか!そこもか!ていうのは新鮮な驚きなんすよ

・初見のときは吐夢かわいいいいしかなくてちゃんと最後まで聞けてなかったけど「きっといつか産みの親に会えるのを信じています」て言ってた、めちゃくちゃ親のこと気にしてた
そりゃあそうだよね...
学校で出会う同級生は産みの親から無償の愛をたくさんうけてて、その中で親がだるいとかうざいとか文句言ってるのも聞いて、『でもお前らは産まれたときから親がいて、愛されてきたくせに』くらいのことは思ってそう
過去を恨み続けると僕みたいになる、とそのあと言っていることからも、やはり自分が捨てられたことへのコンプレックスとか強いだろうし、愛がわからないし強く求めているんだろうなと思った(屋上でも、何か見返りあるんですか?愛してくれるとか?とか言ってるし。で、この愛してくれるとか?の言い方めっっっちゃ好き)
親がいてもみんながみんな愛を感じているか、幸せなのか、というとそれは違うと思うし、輪花も、影山から見るとすくすく(愛されて幸福そうに)育ちやがって、と言われたカウンターとして、わたしだって毎日苦しかった!と答えてるよね

・刑事のお二人が吐夢のところを訪ねたときの吐夢の顔、ふって感じで基本笑う?というか、口角上がっててめちゃくちゃ好き
水族館で会ったときの表情なく淡々としてる感じももちろん佐久間くんの顔面だし好きだけど、ある意味微笑んでる吐夢ではあるのでどきっとした!ので好きです

・水族館、輪花の家の水槽、影山と会う喫茶店にある水槽、最後まで水族館、と水槽があちこちにでてくるし、というか家で魚飼う感じの2人に思えなくて、餌をやる描写とか一切でてこなくてただ存在していて、でも水槽に空気を送るあの機械とか水を循環させる機械の音とか泡?の音はしてて、まるで水槽の中にいるみたい

・吐夢以外の人の好きポイント
金子ノブアキさんの演技ほんとやべ〜!!!
目とかほんとキマってるもんね?!
あとあの、怒り?悲しみ?で震えてるところとかほんとやばくない???痺れる
だし、やっぱたおちゃんの叫び具合めっちゃ好き、心にくる
何回見ても友だちのところとお父さんのところの叫びも輪花も辛い

・吐夢の金髪って光みたいだな、てずっと思ってて。深海魚(例えばチョウチンアンコウ)が餌をおびき寄せるみたいな
あの水族館の深海エリアでも金髪が目立っていたみたいに、服も靴も黒いから余計に光にみえる
深海魚の多くは発光するらしくて、吐夢にとって光である輪花、吐夢は輪花の光におびき寄せられたのかもな、あの2人って結局ある意味共依存の関係なんだろうな、とか思いました
雌雄同体って、同種の別の個体と生殖を行うっていう感じ(ざっくり表現)なんだけど、だから吐夢も最初から輪花のことは光で天使でもあるけど、どこか自分と同じものも感じてたんかな

・輪花も影山も吐夢もみーんな過去を引きずってるし固執してるけど、少しずつ救済に向かっていってるのかな、ていう気はした
影山は悲願は果たして満足はできたと思うのでここからゆっくり自分と過去に向き合っていくのかなぁ、そうだといいね、て感じだし、まぁこのまま狂っててもいいけど
輪花は全て失ってひとりぼっちになって、でも吐夢と出会ったから、2人きりの水槽(世界)の中でお互いがお互いを求めて依存して、寄り添って、愛し合っていくのかなぁ。屋上で昔の私じゃない、と言っていたように色んな経験を経て輪花の内面はめちゃくちゃ変容したと思うので、それがいい意味での変容であればいいなと思います
吐夢は自分にとっての光、天使と今度は(前に執着していた彼女とは縁がなかったので)結ばれて愛を知るんだと思う。これもわたしの願望も込みだけど

 

・パンフ感想
増刷おめでとうございます。パンフの増刷ってそんなないことだと思うので(そもそも刷ってる数少なかった説はある)すごいなぁと思います
そもそもの話マッチングのフォントも赤青紫のこの色合いも好きっていう
パンフは厚盛ニス加工なのかつやっつやのところあるの、あの加工好きで!わたし薄い本作るようなことしてないから詳しくはわかんないけど!まず装丁から好きですよ〜て話
で、パンフほんとめっっっちゃネタバレ
ネタバレしかない
インタビューの内容が個人的には興味深くて、それぞれが何を思って演じていたのか、それぞれの解釈を知ることができるのシンプルに面白い
たおちゃんのところででてくる「愚かなバッドエンド」(インタビュアーさんの言葉)わたしはあれをバッドエンドとして捉えていなくて、もしかしたら側からみたら不幸への道を歩んでいるのかもしれないけれど、2人がお互いに幸せで、まぁ人に迷惑かけてるんじゃなければいいかなっていう
吐夢くんがそれでも人を殺してしまうのは輪花が埋められるものでもない気がするというかそんなもん背負わされてもね、て感じなので
佐久間くんへの「機械が示す相性を信じられますか?」という質問への回答、めちゃくちゃ好きです
いやインタビュー全部好きなんでまだ読んでいない佐久間くん好きな人はみんな読んでほしい
な〜!という気持ちです、めっちゃ押し付け笑
内田監督のところ、輪花のことを「主体性や自信のない人物が徐々に強くなっていく」と言っていて、たしかにウィルウィルも友だちに強く勧められて初めて、親を安心させたいのもあって登録して、吐夢にいいねを押したのも決めてのメッセージをしたのも友だちで、と序盤は主体性のかけらもない。それが終盤自分で吐夢から自分の知らない過去を聞くことを選んでいるし、そういうことか〜となった
なんとなく理解していたものの答えが書いてあって、すっきりというか

最後の方のページにある写真ぜんっぶ良くない?!良いです好きです最高、これ今度友だちに見せるためにパンフレット持ってこ、決めた
ほんとにどれも好きだけどなかでも一番好きなのはね〜51ページの左側の真ん中
こういうのパンフレット手元に用意して!つって、この写真のここ好き!とかやりたい勢い

・余談
映画を知り合いにすすめる過程で吐夢のことを話したり、映画を観てくれた友だち(佐久間担ではない)に吐夢のこと話してるときもどうしても温度差があって。吐夢、めっちゃ引かれる
佐久間くんがやってる吐夢だから好きっていうのはどうしても大前提にあって、その前提は無くせないし、でもたぶんわたしは佐久間くんを知らなくてこれを観ても吐夢のことは好きになると思うしその自信があるんだけど、佐久間担の多く(さすがに全員ではないよね)がこんな吐夢に湧いてるんですか?っていう疑問
みんなもわたしくらい盛り上がってんの?!っていう