コロナになった日

デルタ株が流行る前、2021年の初めのころにCOVID-19に感染しました。

 あの頃の自分を振り返るのと、同じように感染してどうしたらいいか分からない人にとって少しでも参考になれば、と思って少しだけ療養生活のことを残します。

 

最初(感染していると全く気付いていなかった頃)の症状

  • 階段(4階分程度)を登ると息切れがした(少しきついと感じる階数ではあるが、振り返って考えればいつもよりきつかった気がする)
  • 深呼吸をしたときに胸がチクチクと痛かった
  • 37.6℃以上の発熱と腰の痛み(もともと腰痛で通っている整体を少しお休みしていたのでそのせいだと思っていたし、最初にでた熱は内服薬なしですぐに下がった) 

 

感染が判明した頃の症状

  • 38℃台の発熱(解熱剤を内服しても37.8℃くらいだった)
  • 全身、とくに腰の痛み(発熱のときの全身筋肉痛や関節痛ってこういうことか、と分かった)
  • 全身倦怠感(常に重だるい)
  • 少し動くとすぐ息切れする
  • 歩く速度すら遅い

 まさか感染しているとは思っていなかったのでふつうに出勤したが、ひとつひとつの動作ごとに、ふぅ、と休まないと動けなかった。そのときは防護具(長袖のエプロンやN95マスクなど)を着用して仕事していたので通常よりも暑さを感じやすいという環境の違いはあったが、それにしても身体がきつかった。結局、同僚のすすめで再度体温測定をした結果37.8℃であったためにすぐにPCR検査を行い、早退することに。家までは徒歩10分もない距離だが、とにかく足取りが重く、歩幅も狭くして歩くことしかできず、かなり時間がかかったのを覚えている。

 

保健所からの連絡

 陽性がわかってすぐに保健所から連絡がきた。職場と保健所からの連絡で身体がきついのに色々やりとりをしないといけなくて少しきつかった。アレルギーや基礎疾患がないので入院ではなく、①自宅療養②ホテル療養のどちらかを選択できる、とのことだったが、食べ物を入手するあてがなかったのと、職場からの強いすすめでホテル療養を選択した。

 保健所が車を手配して(車は市の車だとは分からないようになっています)ホテルまで送ってくれたが、帰りは自力で帰るように、という話だったので迎えに来てもらえるアテがない人は交通費は持って行く必要があると思う。また、車一台で一人を連れて行く、なんてコスパの悪いことは当然しないので何人か相乗りする調整をするためホテルへ行くのは早くて翌日、もしくは数日という話であった。

(自治体によって準備するものが異なるので、それぞれ保健所の方の説明やホームページをきちんと確認してください)

必要だった物

  • 洗剤、ハンガーなど

ホテルの部屋内で洗濯はできるが当然洗濯に使う物品は自前。正直、洗剤やハンガーのことは失念していたが同僚が気を利かせて差し入れしてくれたのでなんとかなった。

  • 着替え

洗濯するので確か下着は上下三枚を使い回した。何枚持っていくかは個人の好みで。パジャマも二枚は用意した。タオルも持っていかないといけなかったので複数枚必要。

  • 食べ物

どれだけ食べ物をもらえるか想像がつかなかったためお湯を入れて作るスープやカフェオレ、ちょっとしたおやつを持っていった。熱を下げたりウイルスと闘うのにかなりエネルギーを消費していたのか、3食きちんと食べてもお腹がへっていたので、たくさん食べる人は絶対に日持ちがする軽食を持参した方がいい。

  • 飲み物

私のお世話になった自治体はホテルで飲み物(水、ポカリ、紙パックのお茶)が自由にもらえたので自分で持っていく必要はなかったが、ジュースや炭酸飲料がないと寂しい、という人は持っていこう。私は念のためパックジュースを持っていった。楽しみができて良かったかなと思う。

  • 暇つぶしの道具

ホテルは3食のご飯どき、朝夕の検温時以外は自由だ。私の場合は、ちょうど推しの作品がライブの配信をしていた時期と重なっていたため、昼公演と夜公演をそれぞれ視聴し、それ以外の時間はYouTubeを観て筋トレやストレッチをして過ごしたり、ベッドの上でゴロゴロしていたりしたらあっという間に時間が過ぎた。折り紙もあった。なにより、ぼーーーっと過ごすことが好きなので何にも苦ではなかったがそうでない人もいると思う。(運動については酸素飽和度を測りながら息切れしてきたら休む、など体調に合わせて動いてください)

 

※長くなってきたので急にまとめに入ります

ホテル療養の良い点

  • 3食ご飯がでる

一人暮らしでご飯をもってきてくれる人がいないような人にはぴったり!ちゃんとしたご飯が食べられるだけでもかなりありがたい。

(弁当は大体こんな感じ)

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  • ホテルには保健師さんや医師が常にいる

熱が上がってきた、酸素飽和度が下がってきた、というときにこれくらいの数値だったらまた連絡してください、など分かりやすく指示してもらえるので安心。ホテル療養で体調が悪くなった人はすぐに病院へ入院するよう手配してもらえる。

  • お風呂に入れる

少なくとも、私が知っている病院はお風呂に入れないので(そもそも自宅療養ならお風呂の心配はないわけだが)毎日お風呂に入れるのはありがたいことだと思う。

 

ホテル療養の不利な点

  • ホームシックになる

私はむしろホテル生活を非常に楽しんでいたが、環境が変わると眠れない人、ご飯をとりに行く以外は部屋から出られないのでそれに耐えられない人、とにかく慣れた環境じゃないと落ち着かない人、市販の弁当なんて食べられないという食事に強いこだわりのある人、などはホテル療養向いてないので自宅療養を強くおすすめします。無理にホテルに来て嫌になって脱走とかされたらめちゃくちゃ迷惑だと思うし、快適な環境で療養した方が精神衛生上良い。

  • 洗濯が手洗い

段々と元気になってきたので良いが、熱や倦怠感があるなか、お風呂場で下着やタオルを洗って絞って干して、というのは地味に辛い作業。

 

後遺症って何かあった?

レントゲンは撮ってないので肺炎があったかは分からないが、酸素投与を必要とするレベルではなかったので、ほぼまちがいなく軽症相当であったと考えられる。私の場合は、幸いにも、しばらく咳が残っていた以外は症状がなかった。(症状が残っている皆様も早く回復されるよう願っています)

 

 

日にちを空けて書いていたせいでどんどんまとまりがなくなってきたこの記事だが、自分が好きで勝手に書いているだけなのでこれでいいか、と思えてきましたので終わりにします。いつか気が向いたら修正や追加するかもです。